1.1. 必要システム

1.1.1. インストール環境の確認

Sitecore Experience Platform をインストールする際に必要システムは以下の通りです。

  • Windows Server 2019 / Windows 10 Professional

  • SQL Server 2017

  • SQL Server Management Studio

ここでは、Windows 10 Professional で提供されている Hyper-V の環境で作業を進めていきます。

1.1.2. Windows 10 Professional のインストール

Hyper-V マネージャを起動して、右側に表示されている操作から、「新規」-「仮想マシン」を選択します。

仮想マシン

仮想マシンの名前を決めます。ここでは QuickStart という名前にします(特にこの名前には制限はありません)。

マシン名

今回作成する仮想マシンの世代は「第1世代」を選択します。

世代の指定

仮想マシンのメモリを設定します。PC の容量に合わせて設定をしてください(推奨としては 8GB 以上)

メモリの指定

ネットワークの構成では、接続先を Default Switch にします。

ネットワークの構成

仮想ハードディスクを作成しますが、標準の設定のままここでは進めていきます。

仮想ハードディスクの接続

インストールオプションで、Windows 10 Professional の ISO ファイルを指定します。

Windows 10 Professional の ISO ファイルを指定

完了ボタンを押します。

最終確認

作成した仮想マシンを右クリックで選択、接続します。

接続

マシンを起動します(起動をクリック)

起動

Windows 10 のインストールを進めていきます。途中、エディションが表示される場合は、Windows 10 Pro を選択してください。

Edition の選択

あとは Windows 10 のインストールを進めていきます。Windows update を適用して完了します。

1.1.3. SQL Server 2017 のインストール

SQL Server を今回は ISO ファイルからインストールを進めます。仮想マシンのコンソールのメニューから「メディア」-「DVD ドライブ」-「ディスクの挿入」を選択して、SQL Server の ISO ファイルを選択します。

ISO の挿入

SQL Server 2017 インストールセンターの左メニューから「インストール」をクリックして、「SQL Server の新規スタンドアロンインストールを実行するか、既存のインストールに起動を追加」からインストールを開始します。

インストーラーの起動

ウィザードが起動するので、デフォルトのまま機能の選択の画面まで進めていきます。表示された際には、以下の項目をチェックしてください。

  • データベースエンジン

  • Machine Learning サービス(データベース内)

  • R

機能の選択

インスタンスの構成は、今回は「既定のインスタンス」を選択して進めていきます。

インスタンスの構成

サーバーの構成は標準の設定で進めていき、データベースエンジンの構成の画面に進みます。ここでは、「サーバーの構成」のタブにて、以下の項目を選択します。

  • 混合モード(SQL Server 認証と Windows 認証)

  • パスワードの入力(sa のパスワード)

  • パスワードの確認入力(上記で入力したパスワード)

  • SQL Server 管理者の指定に関しては、「現在のユーザーの追加」をクリックして追加します。

データベースエンジンの構成

あとは標準の設定で進めていき、SQL Server のインストールを完了させてください。

1.1.4. SQL Server Management Studio のインストール

SQL Server Management Studio は、マイクロソフトのサイトからダウンロードをすることができます。

ダウンロード

モジュールをダウンロードしたら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストールを開始します。

インストール

暫くするとインストールが完了します。

インストール中

インストールが完了したあと、SQL Server Management Studio を起動します。ログイン画面が出てきますので、SQL Server をインストールしたときのパスワードを利用して、ログインしてください。

ログイン

インストールをする前に、SQL Server の設定を1か所だけ変更をします。データベースサーバーを右クリックして、「プロパティ」を選択してください。

プロパティ

左側のメニューの「ページの選択」の中から「詳細設定」を選択し、右側に表示される「包含」の項目から、「包含データベースの有効化」を True に変更します。

包含データベース

これでデータベースのインストール、設定が終了しました。

1.1.5. オプション

今後ファイルの拡張子が見えているほうが作業をしやすいので、「エクスプローラ」を起動して「表示」から「ファイル名拡張子」をチェックします。

拡張子