1.5. 日本語リソースのインポート

ここでは Sitecore に日本語リソースをインポートする方法を紹介しています。

1.5.1. 日本語リソースファイルの準備

日本語リソースに関しては、Sitecore のダウンロードサイトからリソースファイルのダウンロードが可能です。

ページの下のほうにある、Client translations の一覧にある Japanese (ja-JP) のファイルをダウンロードしてください。

また一部の日本語リソースを修正するためのファイルを、GitHub の SitecoreaJapan/InstallScript のリポジトリに公開しています。以下の 2 つのファイルをダウンロードしてください。

  • ja-jp-update.xml

  • master-ja-jp-update.xml

1.5.2. 日本語リソースの追加

インストールをした Sitecore の環境に管理者としてログインをしてください。

スタート画面
  • Desktop を起動します

  • 右下に表示されている master をクリックして core に切り替えます

データベースの切り替え
  • 左上にある Sitecore メニューをクリックしてスタート画面に戻ります。

Sitecore スタート画面に戻る
  • Controle Panel を開きます

  • Localization にある Add a new language をクリックします

言語の追加
  • 一覧から Japanese (Japan) : 日本語(日本) を選択します。

日本語の追加
  • codepageEncoding および iso-2022-jp に関しては標準の設定のままで次のダイアログに移動します。

  • Spellchecker file name は空欄のまま次に進みます

  • 追加が完了します

これで UI のリソースを追加する言語を追加することができました。続いて、コンテンツを追加できるように、データベースを戻します。

  • スタート画面で Desktop を選択

  • 右下のデータベースを core から master に戻します。

データベースの切り替え
  • Controle Panel を開いて、もう一度 Localization にある Add a new language から日本語を追加します(手順は上記と同じです)。

これでデータベースとして日本語のデータを扱うことができるようになりました。

1.5.3. 日本語リソースのインポート

  • Controle Panel を開いて、今度は Localization にある Import Language を開きます。

言語の追加

ファイルの選択画面が表示されます。Browse をクリックします。

ファイルの選択

Web サーバのディレクトリが表示されます。この画面からアップロードをすることができますが、今回は手間を省くために以下のような作業を実施します。

  • インストール先の C:\inetpub\wwwroot\92sc.dev.local\temp のフォルダを開きます

  • ここにダウンロード済のファイルを展開します( Sitecore 9.2.0 rev. 002893 (ja-JP).zip のファイルの中にある ja-jp.xml を temp にコピー)

  • ディレクトリに3つのファイルが入っているのを確認します

リソースファイル
  • Sitecore の管理画面に戻ります

  • temp フォルダの中に3つファイルがあることを確認します

リソースファイルの確認
  • ja-jp.xml のファイルを選択します

ja-jp の選択
  • Next をクリックして言語を確認します。ここでは Japanese(Japan):日本語(日本) のみが選択肢として表示されます。

日本語の選択
  • データベースとして core を選択(デフォルト)のまま進めてインポートを開始します。

Core データベースの選択
  • インポートの進捗状況が表示されます。

インポートの状況
  • 上記の手続きを、ja-jp-update.xml に対しても同じ手続きでインポートをします。

  • master-ja-jp-update.xml に関しては、インポートをするデータベースの画面のみ異なり、master を選択してください。

Master データベースの選択

1.5.4. ユーザーの言語の切り替え

3 つのリソースのインポートが完了した後、管理者が利用する言語を日本語の環境に指定します。

  • スタート画面から User Manager を選択します

  • ユーザー一覧から Admin の列をダブルクリックします

  • Language Settings のタブを開きます

ユーザー情報を開く

以下の項目を変更します

項目名

設定値

この設定の説明

Client Language

Japanese (Japan):日本語(日本)

管理画面の言語

Regional ISO Code

Default

特に変更せず

Default Content Language

Japanese (Japan):日本語(日本)

編集するコンテンツの言語

ユーザー情報の更新

設定を変更後、ログオフして再度ログインをしてください。管理画面が日本語に切り替わっていることを確認できます。

日本語の管理画面

日本語画面に切り替わりました。最後に多くのリソースを追加したので、インデックスを更新します。