2. セットアップ¶
2.1. セットアップの準備¶
今回は c:\projects\sitecore.demo.platform のフォルダを作成して、リポジトリのクローンを準備します。 C:\Projects に移動をして
git clone https://github.com/Sitecore/Sitecore.Demo.Platform.git
を実行します。また、利用するライセンスファイルを c:licence のフォルダにコピーして
c:\licence\licence.xml
でアクセスできるようにします。
2.2. Docker の環境を整える¶
Windows Server で Docker を動かすための手順は、マイクロソフトの以下のサイトが参考になります。
PowerShell を管理者の権限で開き、PowerShell のギャラリーから、Docker-Microsoft PackageManagement Provider をインストールします。
Install-Module -Name DockerMsftProvider -Repository PSGallery -Force
PackageManagement PowerShell モジュールを使用して、最新バージョンの Docker をインストールします。
Install-Package -Name docker -ProviderName DockerMsftProvider
Sitecore のデモでは Linux のイメージも利用するため、LinuxKit をインストールします。まず、以下のサイトから release.zip をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルは、 C:\Program Files\Linux Containers のフォルダを作成して展開します。コピーしたファイルはダウンロード後ブロックされているため、ファイルのプロパティを開いて、ダイアログの一番下のチェックボックスをチェックして適用して、ブロックを解除してください。
Windows コンテナと Linux コンテナを同時に動かすために、Experimental の設定を変更します。この設定は、 C:ProgramDatadockerconfigdaemon.json のファイルを新規作成して、以下のコードを書き込んでください。ProgramData のフォルダは隠しフォルダになっていますので、
{
"experimental": true
}
Docker の必要なモジュールのインストールが完了した段階で、一度再起動してください。
2.3. デモ環境を展開する¶
Docker で展開するために便利な SitecoreDockerTools のインストール、ライセンスファイルの準備を進めていく形となりますが、デモの中に init.ps1 という形で一気に設定を変更するスクリプトを提供しています。
まずリポジトリをコピーしたディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行してください。ライセンスファイルのパスは別のパスにする場合は、書き換えて実行してください。
.\init.ps1 -InitEnv -LicenseXmlPath C:\license\license.xml -AdminPassword b
途中で mkcert のコマンドを実行するにあたり、ダイアログが表示されます。今回は はい をクリックしてください。しばらくすると、スクリプトの実行が完了となります。
これでデモ環境を立ち上げるための基本的な設定が完了したことになります。
実際に実行するための手順に入ります。まず、Docker のイメージをダウンロードします。
docker-compose pull
エラーが出た場合も、もう一度 pull を実行することで完了させてください。
続いて、コンテナを起動します。以下のコマンドでコンテナが動きます。
docker-compose up -d
エラーが出た場合も、もう一度実行することで全てのコンテナが動くようになります。
初回起動に関しては、データをインポートするのに時間がかかります。以下のコマンドで、インポートの状況を確認してください。
docker-compose logs -f init
最後に以下の行が表示されれば、インポートが完了となります。
init_1 | 3/3/2021 9:02:51 AM No jobs are running. Monitoring stopped.
2.4. デモ環境にアクセスする¶
Web サイトの URL は標準では以下のようになっています。 cm サーバーにログインをするパスワードは、 init.ps1 で設定したパスワードとなります。